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GW ~田舎に帰ろう~
GWに久しぶりに実家に帰省しました。
私の実家は田舎も田舎。近くに駅もなければコンビニもない。
信号もなければ、車にもなかなか出会わない。
子どものころはそれがとても嫌でしたが、大人になるとなんと素晴らしいところに生まれたんだと、両親に感謝しています。
道も、近所の風景も、昔と変わらないようでいて、どこか少しだけ変わっている。
そんな私の実家はごくありふれた日本家屋の平屋。玄関を開けた瞬間にふわっと広がる実家の香りや畳の香りいつものままです。
ふと、柱に目をやると、小さいころに自分で描いた落書きがまだ残っています。
大好きだったキャラクターのシール跡や、兄弟と背比べをしたときのペンの印も。
「ここが小学校1年生のとき」「こっちは中学生になったとき」
思い出すたびに、あの頃の自分がふっと蘇ってくるような気がします。
落書きやシール、背比べの記録。
今なら消してしまうようなものかもしれないけれど、
それがこの家の、そして私の歴史そのものなんです。
大人になってから気づくことがあります。
あのときはただ楽しくて夢中だった“日常”が、いまでは大切な“思い出”になっていること。
そして、それを変わらず受け止めてくれているのが、この家なんだなと。
やっぱり、実家っていい。
ただ住むだけの場所じゃなくて、時間と思い出を重ねていける場所。
帰るたびに、自分のルーツに出会える場所なんだと、あらためて感じました。
甲斐