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お引渡しから早1年
先日、お引き渡しから1年が経ったお施主様のお宅へ、定期点検に伺いました。
点検は住まいの不具合や気になる点を確認するためのものですが、
この1年点検というタイミングは、ご家族の暮らしの“足跡”を感じられる、とても特別な時間でもあります。
点検中、ふと目にとまったのは、リビングの柱に残された小さな線と日付の記録。
「せっかく素敵な柱があるから記録に残してみました」と教えてくださったのは、奥様。
少しづつ伸びているその印に、ご家族の1年間の成長がぎゅっと詰まっていました。
私たちが建てさせていただいた家が、
こうしてお子様の成長を記録する“場所”になっていることに、とても嬉しくなりました。
お施主様と話していると、ふと「打合せの時のこと覚えていますか?」という話題にも。
笑いながら話すお客様を見て、改めてこの家が“家族の夢の一部”だったんだなと感じました。
点検は、ただのメンテナンスではなくお施主様の暮らしの変化や工夫を私たちが学せていただく場所でもあります。
1年という月日で、家も人も確実に変化しています。
私たちは点検というかたちで家に向き合いながら、
その変化が“暮らしの豊かさ”として積み重なっていることを、毎回の訪問で実感しています。
そして何より、「この家にして良かった」と言っていただけるその一言が、何よりのご褒美です。
これからも、暮らしに寄り添える存在でありたい
家は完成して終わりではなく、住まい始めてからが本当のスタート。
そして私たちにとっても、お引き渡しからの1年、3年、5年、10年と、
ずっと“その暮らしに寄り添う存在”でありたいと考えています。
また次に伺うときには、
あの柱の印が少し上に伸びているのかな…と、今から楽しみです。
甲斐