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お引渡し前の大事な「社内検査」
お引き渡し前、現場での最後の大切な工程として「社内検査」があります。
これは、工事がすべて完了した後、社内のスタッフが細部にわたり確認を行う検査です。
実際に暮らされるご家族の目線に立って、扉の開閉やクロスの仕上がり、設備の動作確認、
床や建具にキズがないかなどをひとつひとつ丁寧に見ていきます。
現場監督や職人さんたちが心を込めて仕上げたお家ではありますが、
それでも人の手でつくるものだからこそ、見落としや細かなズレが出てくる可能性はゼロではありません。
だからこそ私たちは「完成したから終わり」ではなく、“お客様の目になる”つもりで社内スタッフが第三者として最終確認を行うようにしています。
検査をしていると、「この収納の中、奥行きがけっこうあるな」「このコンセントの位置、やっぱり便利そうだな」と、
実際の暮らしが自然とイメージできてきます。
単なるチェック作業というよりは、“この家でどんな日常が紡がれていくのか”を感じながら行う工程でもあります。
また、検査を通して「次の家づくりに活かせる気づき」も得られるのが、社内検査の良さでもあります。
例えば、照明の高さが空間にどう影響するか、扉の開閉スペースが十分かなど、図面上では見えづらい部分も、完成した空間で実際に確認することで次への改善点や工夫のヒントが見えてきます。
お客様にとっては、完成した家がすべて。
だからこそ、“最終品質”に責任をもつ姿勢が、お客様の安心と満足につながると考えています。
何気ない見落としが、大きな不満につながってしまうこともあるからこそ、細部まで真剣に向き合うことが大切です。
この家で、これから始まるご家族の新しい暮らしが気持ちよくスタートできるように。
そんな願いを込めながら、社内スタッフ一同、最後の確認作業に取り組んでいます。