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湿気対策になぜ使われる?

梅雨のジメジメ対策には珪藻土や炭がいいですよ~

・・・ってどこでも聞くと思います。

 

でも、

「どうして珪藻土や炭が湿気を吸うの?」

「吸った湿気はどこにいくの?」

「カビの心配は本当にないの?」

 

と疑問に思われる方も多いかもしれません。
(実際私がそうでした笑)
今回は、そんな素朴な疑問にお答えします。

 

珪藻土も炭も、「多孔質(たこうしつ)」という無数の小さな孔(あな)を持った素材です。
この孔が、空気中の水分を吸着することで、周囲の湿度をゆるやかに調整してくれます。

 

珪藻土は、植物性プランクトンの化石からできた自然素材。

壁材やバスマットなどに使われることが多く、余分な湿気を吸い、乾燥時には水分を放出してくれる「呼吸する素材」です。

 

炭(とくに活性炭や竹炭)の孔は、わずか1gでテニスコート1面分とも言われるほどの表面積を持ち、その微細な孔が湿気やにおいを吸着してくれます。

 

また珪藻土や炭は湿気を「吸着→放出」を繰り返すため、内部に水分を溜め込みすぎない構造になっています。

常に空気と触れていることで、自然乾燥がしやすくカビが発生しにくい環境になっているんですね。

 

さらに木炭や竹炭には抗菌性があり、カビの発生を抑える効果があるとされています。

 

ただし、「絶対にカビが生えない」わけではありません。

 

通気が悪く、常に高湿度な場所(例:閉め切ったクローゼットの隅)で使っていたり、

吸湿アイテムが飽和状態(=もう水分を吸えない状態)になっていたり、

素材が汚れていて、栄養源(ホコリ・皮脂など)が付着していたりするとカビが生えてしまうこともあるようです。

 

なので時々は天日干しをしたり、収納の中においていたら扉を開けて通気をとったり、ほこりや汚れをとってあげると効果は長続きしますよ。

 

自然の力で湿気と上手につきあえる頼れるアイテムをぜひ効果的に使ってみてください。

 

甲斐