家づくりで悩みがちな「屋根材」

 

丈夫で長持ちすることはもちろん、木の家の風合いを損なわないデザインや機能も大切です。

 

今回は特に人気の３つ、瓦・ガルバリウム鋼板（ガルバ）・スレート（コロニアル）について、特徴とメリット・注意点を詳しくご紹介します。

 

１．瓦屋根
日本の伝統的な屋根材で、主に粘土を高温で焼き固めて作られます。

 

耐久性
約50年以上の耐用年数があり、非常に長持ち。強風や大雨、紫外線にも強いのが特徴です。

断熱性・保温性
厚みがあり、夏は熱を遮断し冬は暖かさを保つため、木の家の快適性を高めます。

 

デザイン
和風の家だけでなく、和モダンの木の家にもよく合います。色や形のバリエーションも豊富です。

 

重量
瓦は重いため、建物の構造がそれに耐えられる設計が必要です。

木の家との相性
耐久性と断熱性が高いので、ヒノキの家の素材感を生かしながら、安心して長く暮らせる屋根材です。

 

 

２．ガルバリウム鋼板（ガルバ）屋根
金属製の屋根材で、耐久性の高さと軽さが大きな魅力。

 

耐久性
耐錆性に優れ、20年以上メンテナンスが少なくて済むものもあります。

 

軽量
瓦の約1/10の重さで、耐震性の向上にも貢献します。

 

デザイン性
シンプルでモダンな外観になり、木の家のナチュラルさを引き締めます。色や形も多彩。

 

施工の早さ
軽くて施工しやすいため、工期短縮にもつながります。

 

木の家との相性
木のぬくもりとモダンなガルバのコントラストが映え、シンプルで洗練された外観を好む方におすすめです。

 

 

３．スレート屋根（コロニアル）
セメントと繊維を混ぜて作られた薄い板状の屋根材で、コストパフォーマンスの良さが魅力。

価格
瓦やガルバに比べて比較的安価で、初期費用を抑えたい方に人気です。

 

重量
軽量で、建物への負担が少ないのも特徴。

デザイン
洋風の家にマッチしやすい、柔らかな雰囲気。カラーバリエーションも豊富です。

 

耐久性
10～20年ほどでメンテナンスや塗り替えが必要です。

 

木の家との相性
コストを抑えつつ木の家の自然な風合いを活かしたい方におすすめ。定期的なメンテナンスを前提に選びましょう。

まとめ
屋根は素材ごとに特徴があり、木の家の魅力を引き立てるポイントも違います。
耐久性・デザイン・コスト・メンテナンスのバランスを考えて、最善の選択をしましょう。