暑い夏、エアコンの設定温度を下げても「なんだか効きが悪い…」と感じたことはありませんか？

 

実は、窓からの熱の出入りが原因で、せっかくの冷房効果が逃げてしまっていることも。

 

今回は、「冷房効率」をぐっと上げるカーテンの選び方について、住まいのプロの視点からお届けします。

 

 

1. ポイントは「遮熱」！レースカーテンにも注目

普通のカーテンでも日差しを遮れますが、夏におすすめなのは「遮熱機能付きカーテン」。

特にレースカーテンにも遮熱効果があるものを選ぶと、日中の暑さ対策に効果大です。

 

▶ 遮熱レースの効果
・日射熱をカット
・冷房の立ち上がりが早くなる
・外からの視線もカットできる商品も

 

2. 色は「明るめ」が正解

夏場は、白やベージュなどの明るい色の方が、太陽の熱を反射してくれます。

逆に、濃い色は熱を吸収してしまうため、夏には不向きです。

 

室内が明るくなるだけでなく、体感温度も違ってきます。

 

 

3. 長さと設置位置にもひと工夫

カーテンは、床までしっかり届く丈を選ぶのがポイント。

さらに、カーテンレールと窓枠の隙間からの熱を防ぐために、「天井付け」にする方法もおすすめです。

 

冷気が逃げにくくなり、体感温度が1〜2度変わることもあります。

 

 

4. 遮光と遮熱、どう違う？

混同されがちですが、

 

遮光カーテン：光を遮る（朝日や外灯など）

 

遮熱カーテン：熱を遮る（冷暖房効率アップ）

 

用途に応じて選ぶのが大事です。夏の冷房効率を上げたいなら、「遮熱性能」があるかどうかをチェックしましょう。

 

冷房効率は、エアコンの性能だけで決まりません。

窓まわりの工夫で、冷気を逃さず、室温を快適にキープすることができます。

 

「暮らしのちょっとした工夫」も、家づくりの大切な一部。

電気代が気になる夏こそ、ぜひカーテンを見直してみてくださいね。