イギリスの面影が色濃く残る「香港」という店名で中華料理店をオープンしたOさん。戸建てレストランのスタイルで、古民家と英国文化がコラボしたイメージの一軒にしたいと、サイエンスホームに依頼しました。細かな煉瓦風のサイディングと、コンクリートのフェンスで囲ったエントランスが印象的な外観。ひのきの香りが漂う天井高の店内は、真壁づくりが織りなす木の造形美がなんとも贅沢。窓に映し出される緑の景色が、まるでアートのようです。Oさんが少しずつ集めたという骨董家具が、古き良き西洋の古民家を彷彿とさせるインテリアにマッチしています。ホールと調理場の動線を工夫したライブキッチンは、どの席からも調理の様子が見える店内一番奥に間取りました。音や香りなどお客様の五感を楽しませ、サーブされるまでの時間もワクワクできるようにしています。階段上のおこもり感あるロフト席は、特別なシチュエーションにぴったり。「塗り壁（ポーターズペイント）の施工を手伝ったことも、良い思い出になりました」。